Lost in Translation (ロスト・イン・トランスレーション)監督:Sophia Coppla Bill Murray、Scarlett Johansson ずっと観たい映画であったが、正直言ってあまり期待していなかった。アカデミー賞ノミネート作品であっただけではなく、ビル・マーレイ自身が主演男優賞を逃した瞬間に会場から立ち去ろうとしたその真剣な顔にこの作品にかけていた意気込みを感じた。それ以来どんな映画だろうかと興味をもっていた。 全体的に寂しい雰囲気が漂っていて、日本の物悲しさがそのまま主人公にも伝染してしまったかのようだった。サントリーのコマーシャル出演のために来日したボブと、日本には夫の仕事の関係で一緒に来ているシャーロットとの心の動きがよく出ていた。ある程度成功収めたが、私生活は幸せとは程遠い疲れた中年と、将来何をしたいのかまだはっきりしない若い女性がある接点を見出した。それがあまりにも不安定な関係で成り立っており、話がどういう風に動いていくか目が離せなかった。 寂しさとは、人がいても自分が変わらなければ克服されないものなのだろうか?終わり方も心に残り、あの後どうなっただろうと考えさせられるような映画であった。
by greengage
| 2004-11-14 22:41
| 映画
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